Masterpieces
of Music

 人それぞれの愛聴盤。その一枚に込める思いを好き勝手に表現していただきます。陶酔し切っている者ありクダを巻く者あり、ジャンルもまちまちで、名盤ガイドにはほど遠く。してその主旨は、ズバリ偏愛。そこにに通 づるものは、愛すればこそ見い出す本質と見失う我、です。(K)

vol.9.セックス・ピストルズ/勝手にしやがれ!!(by.菊地信和/HOBO Bs.)

vol.8.CAETANO VELOSO/CINEMA TRANSCENDENTAL(by.長崎義行)
vol.7.平岡新吾の“たればこそ名盤”(by.平岡新吾/HOBO Vo.)
vol.6.シングル・マン/RCサクセション(by.堀江リョータ/HOBO Gt.)
vol.5.Michel PETRUCCIANI/play grouns ミッシェル・ベトルチアーニ(by.加戸吉博)
vol.4.JEFF BUCKLEY/GRACE ジェフバックリィ/グレース(by.三岳剛/HOBO Dr.)
vol.3 ピーズ/ブッチーメリー(by.田尾空子/TAOKARAKO Group Vo.& P.)
vol.2 THE ROLLING STONES/BLACK AND BLUE ザローリングストーンズ/ブラック アンドブルー
   
(by.奥村 純/TAOKARAKO Group Dr.)
vol.1 Nick Drake/Pink Moon ニック・ドレイク/ピンクムーン(by.加賀谷真志/BUNKE Records)

 


vol.9

セックス・ピストルズ/勝手にしやがれ!!
Sex Pistols/never mind the bollocks here's the sex pistols

僕にとっての名盤、いろいろ考えるとドツボにはまりそうなのでいやらしい考えは捨て(これを選べばセンスがいい人と思われるかな?とか)さらっと頭に浮かんだこの一枚を名盤にしたいと思う・・・。僕がベースを手にするキッカケを与えてくれた一枚でもある。

それは当時、中学校3年生か高校1年生だったと思う。雑誌『宝島』(当時の宝島は今でこそ違うが、そのころはバリバリのRock雑誌だったのだっ)パラパラと頁を進めていき、やがて目の前に飛びこんできたその姿・・・。上半身裸でベースをかまえ、顔面 血だらけ(身体とか楽器にも血がたれてた。)左右のまゆ毛はつながってるし(そう見えた)口は変な風にまがってるし・・・。僕が幼稚園児の頃暗闇で、アメリカのRockBAND『KISS』のポスターを見て泣き出した思い出があるが(小さいころはゴリラの着ぐるみの人とか、とりあえず人間のかっこじゃない人はすごいコワかった)まさにそれに似た衝撃がこの男を見た瞬間に直撃した!!

その男の名は「シド・ヴィ・シャス」そしてバンドの名を見てまたビックリ!『SEX Pistols』当時まだ女性というものを知らない僕にとっては、ある種 別の意味でもドキッとしたものだ・・・。 それが本日のお題である「私のこの一枚」(たぶんタイトルが変わってきてる・・・?) その名は「Sex Pistols」タイトルは「NEVER MIND」(勝手にしやがれ)である。雑誌でその男を(シド)を初めて見てから(他にもメンバーはいるのだが、すごくちっちゃく写 ってた)は毎日のようにそのページをめくって彼を見ていたものだ、日がたつにつれ音源を聴いてみたくなるものだが、僕が育った所はチョー田舎!!そんなCD売ってるレコード屋なんてあるわけもなく、通 信販売でそのCDを手に入れたのをよく憶えている。

さっそく届いたCDをドキドキしながらデッキに挿入。流れてきた音楽は聴いた事のないギターサウンドとなんか変な声(でもその声がかっこいいのである。)まだ当時、中山美穂とか工藤静香とか、ロックも聴いたがそんなのも聴いていたミーハーな僕にはあまりにもショッキングだった。その後、彼女たちのCDは・・・。言うまでもないだろう・・・。

僕が高校生のころはいわゆる「バンドブーム」ってやつで(TVはイカ天とかやってた)一学年だけでもいくつもいろんなコピーバンドがいたものだ、そんな僕もいわずもがな、シドの影響でベースを購入し(高校生なのでお金もある訳もなくトーカイの2万円のベースを買った)親しい友人とバンドを組んだのだ。でもなぜか他のメンバーからはPistolsは受け入れてもらえず、シドが好きでベースを買ったのに気付いたらBOφWYのコピーバンドをやっていた・・・。(まそれも聴いている内にけっこうBOφWYも好きになってた、日本限定の“名盤”だったら選考の対象になってるかも・・・あまり好きな楽曲に関してポリシーないらしい)以外とベースって体力いるなって思った・・・。そうBOφWYのベーシスト松井常松氏はほとんどダウンピッキングでしかも速いのだっ!そこにはPistolsのTシャツを着てBOφWYのベースを弾いている中途半端な自分がいた・・・。

その後、ミュージシャンを目指し楽器ともちろんPistolsのCDも一緒に上京したころは田舎では買えなかったCD達を一杯買いまくったものだ。全盛期はまじで300枚位 CD持ってた・・・と思う。 都会で一人暮らしをしている少年少女達は(いちどは経験があるのではなかろうか?少女は少ないのかな〜?)生活が苦しくなると、そのせっかく集めて来たCD達を生活費に変えて、次の給料日までしのぐのである。それはまるで可愛い我が子をどこかの知らない人に泣く泣く親達が売り飛ばす悲しみに似た気持ち(まさか今の時代はないと思うが)を胸に抱き、お茶の水のレコードショップに向かうのであった・・・。毎月給料日一週間前くらいに向かうのであった・・・。

気付くとCD達も減っていき、残り10枚くらいになった時期もあった。でっ、その10枚の中でも生き残ったのがPistolsそのCDである。今までいろんな音楽を聴いてきて他にも良いものはたくさんあるのだが(僕達がそんなエラソーな事言えるのかどうかは・・・しりません。)この都会の生活苦の中で、お茶の水送りにされる事もなく、僕と共に闘いそしてひとたびこの音を聴けばロックにはまりだす自分、バンドをはじめた時の自分をいつでもよみがえらせてくれるのである。このCD以外ないのである。このCDこそ僕の名盤なのである。

やはり音楽というものはそう言う気持ちをおこさせてくれなきゃだめなんじゃないかと思うのである。いつでもその音を流せば15年前と変わらず、鏡の前でベースを持ち「No future〜!!」とか言ってる自分がスタンバイしているのである。

(by.KIKUCHI Nobukazu/HOBO Bs.)


vol.8

CAETANO VELOSO/CINEMA TRANSCENDENTAL

「南半球の夏って、どんなかしら・・・?」と聞かれて、すぐに思い浮かべるのは、「暑そう」、とか、「紫外線多そう」、とか、そんなことじゃぁ〜なく、カエターノ・ヴェローゾのこのアルバムジャケットとこのアルバムに漂う空気。ボサノヴァやサンバなんかのブラジル音楽には、リゾートな気分とアンニュイなラウンジムードしか求めていなかったし、それ以上のことは考えもしなかった。この体験はビーチボーイズの「Pet Sounds」以降の音源を聞いた時の衝撃度に似てるかな(それまでの作品で、もうお腹一杯だったから、勝手にご馳走様しちゃって・・・)。けれど、カエターノ体験はまたちょっと違う。だって、こんなの聴いたことなかったもの!アルバムタイトルだって、「Cinema Transcendental」(超越的映画)!?どういう意味? ぶっ飛んでるよ、まったく。見えない角度からの左フックだよ、気持ち良くノック・アウトされた・・・というか、気付いたらロッカールームだった。それからは、ノック・アウトされたくて他の作品を聴き漁り、こんなもんかと少しでも気を許せば次の瞬間には、しなやかにループシュート、アンビリーバボー!オーディエンスの熱狂に答えながらも、その背中はいつも・・・、そう、このジャケットのようなんだ。いつの日か、カエターノって何? この作品って何? そんなことを考えるのをやめてしまった。気が付いたらCDラックの中で一番場所取ってた人、それなのに、最近全作品りミックス、リマスターしちゃった人、で、それを買って感極まってる俺…(だって、音が凄くよくなってるし、このリミックスは反則だよ!)こんなカエターノ生活の中で学んだことといえば、ただ受け入れるということ、そして、”感じる”ということ、そう、まるで「フォース」。

 恍惚と溜め息と、胸騒ぎ、そして、なんといってもサウダージっ!が荒れ狂うMPB漂流記への僕の入り口、そしていつも部屋の片隅にある憧れ!

(by.NAGASAKI Yoshiyuki)


vol.7

平岡新吾の“たればこそ名盤”

注)彼に原稿を依頼したところ、「たればこそ名盤」の主旨から少々逸れた内容のメー ルが断続的に都合4通送られて来ました。しかし正にその「少々逸れた」所が本コー ナーにピッタリ、どころか更に闇雲に間口を広げるもの。と判断し掲載といたします・ ・・。


第一話

 

オススメと言われても、CDをあまり聞かない私はどんなアルバムが良いか判らない ので薦められません。ので、散文的に好きな歌やら作り手やらを書き綴ってみます。 まずは、古いところから(って、たいがい古いんですけど)オスカー・ブラウン・J rとかいうおっさんが歌う『ワークソング』←栄養ドリンクのCMで有名?あっけら かんと、重たい歌詞を歌っていていいです。同じ流れでいくとバッファロースプリン グフィールドが元歌だという『ワットイズワースト』あと、バンド名は分からんけど 昔、ディスコでかかっていたというその名も『ウォー』 前者は白人の後者は黒人の 黒さ満点です。黒さ!と言えば、チェイスのGET IT ON 邦題『黒い炎』など 白いのに黒いです。が、しかし、チェイスはこれしか良い曲無いです。余談(って、 全部余談か?)ですが、和田あきこ さんもTVで歌ってました。和田あきこベスト などに、もしかしたら入っているかも。あと、和田さんの『古い日記』だったっけか? は、良い歌です。・・・そう、そう。黒いのネ!『黒』と言って忘れてはいけない人 がいました。本当は人かどうかも、チョット怪しい。黒の中の黒、まさに・・・以下 次項


第二話

えーと、黒よりも黒いまさに・・・から、でしたよね?・・・まさに、暗黒の巨人! 一人でR&B、ファンク、ラップ、そしてソウルを体現する(かさねて言うが)人ら しき生き物。こんだけ引っ張って黒い黒い言っといて、茶色だって言う、JBことジ ェームス・ブラウンその人(・・・って人か?)である。で、JBの、どの曲を紹介 するかというと、こてこての津軽弁の様な、『マンズ・マンズ・ワールド』って言う スローです。この曲の何が凄いかって、中学校で習う日常では絶対にあり得ない日常 会話、Thise is a pen.『これは、ペンです。』って、見りゃわかるつー の!っていう文をPenをManに変えただけで、重く重く歌うこの素晴らしさ。もっ と言うなら、馬鹿さかげん!さらに言うなら、ソウル馬鹿!最終的には、馬鹿!こん なんで良いのか?って、いう歌詞を、これでもか!ってシャウトするJBに、ソウル を感じずにおれません。そして、私は演歌も感じるのですが・・・それは、まー私見 ということで、興味が湧いたという人は、ライブアルバムをお薦めします。あれば若 い頃のヤツがJBの黒さ加減にビックリできます。何がどれほど黒いかはご自分で、 以下次項

第三話

『マンズ・マンズ・ワールド』聞いた人は、ソウルよりも演歌を感じていただけた。 と、思うのですが・・・。ところで、今まで出てきた言葉の、嘘つきよる説明を入れ とくと、R&Bはリズムアンドブルース、まー分かりますよね。直訳すると、調子そ して黒人民謡。つまり、アメリカ黒人演歌の事です。続いて、ファンク。これは、ド リーとかテリーではなく、JBのバンドがやる、比較的テンポの速い曲の総称です。 何かの本で、ファンクの代表的な曲はJBのバンドのベーシスト(残念ながら名前は 知りません)が、作曲したり手がけているらしい。・・・ので、多分間違い無いと思 います。ラップ・・・簡単に言うと、『吉幾三の、俺ら東京さ行くだ』みたいな歌の 事です。最後にソウルは、歌のジャンルではなく歌い手への尊称です。・・・なぜか? というと、サム・クックや、アレサ・フランクリンや、オーティスが違う人の歌を歌っ たとしても皆、『ソウルだっ。』て、言うだろうから・・・。と、まあ。アルバム紹 介などとは一切関係無い事を書き綴りつつ、まだまだ以下次項!追伸インドで修行し たと、名乗るどー見てもヨーロッパ人の男に『気持ちだけ』と金をせびら れつつ・・渋谷にて

第四話

『もう、最終回にして。』との、オタッシがHPのボスから来たので、しぶしぶ、最 終回です。・・・洋楽ばかりを取り上げて来たので最後は、特に今欲しい邦楽でも、 薦めてみることにします。まずは、吉田拓郎の『イメージの詩』。明石家さんまさん も薦めていました。後、六文銭時代のも、聞いてみたいです。そして、八代亜紀さん の『女港町』に、中古屋で一度見た、北なんとか?って言うオッサンと一緒に入って いるカバーアルバムが有るんですケド。もちろん、本格的なカバーアルバムが有れば、 それ。んで、ブギーの女王(と、いっても洋楽のソレとは異なるブギーの)笠置シズ コのベスト。ジャングル・ブギなど、秀逸です。って、持って無いケド・・・。で、 その笠置シズコの『東京ブギ』を幼少の頃歌っちゃって、ケチを付けられた美空ひば りも忘れてはいけないっすネ!そして、私の心の現風景。端やん、こと、田端よしお の『島育ち』と三沢あけみの『島のブルース』も、入れときたいです。なんて、・・・ 自分の欲しいモノを最後に紹介して、終わりです。次回は、『平岡新吾のやさしい奄 美ネシア語講座』でお会いしましょう(掲載は未定!)。誤字、脱字、嘘 を深くお詫びさます

(by.HIRAOKA Shingo/HOBO Vo.)

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vol.6

RCサクセション/シングル・マン

今回、僕が紹介する名盤はRC SUCCESSIONの『シングル・マン』です。
まず初めにこのアルバムに感じたイメージは、悲しくて、痛くて、暖かいです。そう例えば、冬の晴れた夜空って感じです。
曲の方も、当時来日してたタワーオブパワーを起用したり、ドラムやキーボードなどとても3人組のフォークグループとは思えないアレンジで、当時としては進んでたのかなと思います。僕がこのアルバムで一番好きなのは(6)「夜空の散歩をしないかね」です。中三だった僕は夜の散歩にあこがれて、両親が眠ったのを確認して近所を散歩したものです(もちろん一人で)。このアルバムの後、RCは Rock'n Roll Band になってイカした曲を置いていってくれました(なぜ置いていったかっていうと、僕がRCを知った時すでに活動を休止してたから。)
そして R&B BLUESを教えてくれました。皆さんもぜひ RC SUCCESSION 聞いてみて下さい。

(by.HORIE Ryota/HOBO Gt.)


vol.5

Michel PETRUCCIANI/play ground
ミッシェル・ベトルチアーニ

「とにかく聴いてみて」と友人の何人に勧めたののでしょうか。
ピアニストは勿論、ベーシスト、ドラマー果てはボーカリストまで、しかもその人の音楽性など気にもとめずに・・・まあ、良いものはを勧める時はそんなものなんでしょうけど・・・実際僕もベーシ弾きでジャズというものに関して、ヘヴィリスナーでもないので、このアルバムとの出逢いもアンソニージャクソン、オマーハキムが参加しているからという、ありふれた動機からです。そんな訳もあって、このアルバムに関しての僕の評価なんてどうでも良くて「とにかく聴いてみて下さい」に終始する訳です。

さて非常に個人的な事ですが、最近、年齢のせいか「なんだか余計な事を色々と考えながら音楽してるなぁ」と思う事があります。特に、プロという領域を目指しているからか、周囲の評価が気になるというか、初期衝動で音楽をしているか?果 たしてそれが良いのか?とか、しょうもない事を自問自答してみたり・・・細かく挙げれば、そんな事が沢山あります。実際似たような話は多く耳にするし、現にそんな経験をされた方も少なくはないと思います。

さて最後に、このアルバム「play ground」ですが、作者はどんな意図でこのタイトルを付けたのでしょうか、僕はアルバムを聴く度に、前述した「音楽における壁」みたいなものが少しずつ壊されていくきがします。「とにかく聴いてみて下さい」

(by.KADO)


vol.4

JEFF BUCKLEY/GRACE
ジェフバックリィ/グレース

ここ最近(と言っても去年かな)ジェフバックリィのお宝音源集やライブアルバムとビデオがガンガンリリースされ出した。
彼のことが好きなボクとしては大変喜ばしいかぎりで、またその内容がとってもとってもすんばらしかったりすると、彼の死が(1997年5月29日永眠)とても残念でならない。
彼が生前残したアルバムはたった1枚で(ミニアルバムはぬきネ)それがこの「GRACE」である。このアルバムがデビューアルバムになるにもかかわらず、ラストアルバムでもある人でですよ(悲しいかな・・・)
そんでもって内容はとりあえず「聞け、聞け、聞け−」ってカンジ。
すんごいスバラシイから(本当に本当!!)中でもオススメはやっぱタイトルトラックの 「GRACE」でこいつがまたスゲーよ!!もう涙ちょちょ切れもんの鳥肌ぶったちもん、エンディングのもってきかたったら「あんた、もうたまらんよ〜!!」って位 の名曲の中の名曲っすよ!!他にも鳥肌もんの奴がドバーっとたたみかけてくるから興味のある人は買って聞いてほしいっす〜。マジでイケてますよ〜。

(by.MITSUTAKE/HOBO Dr.)


vol.3

 

ピーズ/ブッチーメリー

そうだねい。
世の中にはその素晴らしいセンスを生かす職業はないのか?と思うことが度々あるのだけども、 なんだかなくってさあ、 素晴らしいセンスの持ち主の事務員とかなわけだわさ。 ちょっともてるくらいで、なんかもったいないわけだわ。 それで本人が極めて前向きに人生謳歌してしまえばまあOKなわけだけども。 ハル氏の不幸はだなあ、センスが良すぎるのさ。 若いネイチャンに追いまわされたところで だからなんなんだ。 で、どうなんだ? 見合わねい。ちくしょう。

あの、卓越したセンス、進むべくして進むメロディーライン 感動的なベースライン、のるべくしてのった歌詞に、 高い言語伝達能力、 あたしは、レコード会社に言いたい。 ピーズのファンになってどうするよ、 ハルのセンスを、才能を買うならば、 もっと金を出せ、 それが嫌なら首根っこ押さえこんでボーカルスクールに連れて行け、 売れる、リバーブばしばしかっかた耳触りのいい音楽になり下げて、 ちゃんと売れよ! 文句を言うのはハル氏とフアンなんだってばさあ。 というか、あたくし思うに THEピーズフアンのほとんどが、だいなしでいいから、 売れるやつ作ればか! と思っているはずだ。べつにCD2.3枚台無しなぐらいでなんだってんだ。 けちくさい。 うぬ。 と、夜中のボクシングのように殺伐とした、THEぴーずのライブをみるたび、 酒浸りの横山やすしのようなハルを見るたび、 異常な悲しさの後、憤怒。 しかし、あたしの憶測でしかないため、 本人にも、多大な問題があるのかもしらん。 というか、ほぼ確実にあると思われる。 無理かも知らんが、ハル氏には「胡座をかけ!」 とものもうしたい。以上

(by.Tao Karako)


vol.2

TEH ROLLING STONES/BLACK AND BLUE
ザ・ローリング・ストーンズ/ブラック アンド ブルー

ぼくはローリングストーンズが好きです。ブラック・アンド・ブルーが好きです。
何といってもジャケットが好きなんです。こんなすごいジャケットは見たことありません。
何がすごいって顔がすごいんです。メンバーの。海と青空バックに何とも不自然な顔の配置、ポイントはミックジャガーの右目が背表紙をまたいでいるところ。裏も表も存分にお楽しみいただけますが、開いて見てしまったら最後・・・何処かに連れていってもらって下さい。 もちろんCDよりLPサイズで見てもらった方がいい。(映画館とホームビデオくらいの差がありますよ。)ぼくは時々これを見ながらうっとりしています。
もう中身のことを話す元気はありませんが、最高です。音楽です。ストーンズの音は、ぼくには空気なんです。酸素なんです。このアルバムには大切なことを教わりもしました。
ぼくの大事な一枚です。

(by.OKUMURA Jun)


vol.1

Nick Drake/Pink Moon
ニック・ドレイク/ピンクムーン

 この作品を残して、精神をを患っていた彼は自室のベットで謎の死を遂げます。最近になって残された一連の作品が再評価され、そんな彼の悲劇的な面 を交え紹介されるのが常となっていますが、そういう事実は彼の音楽にとってはあまり重要なことではないかもしれません。私生活と、音楽に向き合っているときとでは意識の次元が全く違います。彼も録音中は我を忘れて音に集中していたでしょう。そんな時は今自分がどういう状況に置かれているかなどとは心のスミにもないものです。
 しかし!! 彼の歌はやはり儚く、空しい。そしてそのバランスを保つかのように彼の弾くギターは明快であり巧みで表情豊か、時に力強くもある。

 ニック・ドレイク、英国の伝説的シンガー/ソングライター。彼を敬愛するアーチスト、エルビス・コステロ、ポール・ウェラー(友人でもあった)、エルトン・ジョン、トム・ヴァーライン、キュアー、ニューオダー等々。時代との相性が悪いのか、内気な性格ゆえにプロモーション活動もままならなかった為か、生前は多くの支持を得る事が出来ませんでした。しかし現在活躍するアーチストに彼をアイドルとする者は少なくありません。  このアルバムは全作品中、最も純化された彼のエッセンスが詰まっています。なにせ、それまでのストリングスやホーンで空しく響く歌の隙間を埋めるようにしてアレンジされてきたスタイルを振り払い、ほぼ全編彼自身によるギターと肉声だけで構成された内容なのです。前二作のアレンジを担当したロバート・カービーさえも「PinkMoon」こそ最高作と認めています。孤高の音楽、孤高の存在であるニック・ドレイク。そんな彼の体温を少しだけ感ずることが出来るアルバムです。
 年を追うごとに愛聴盤と呼べるCDに巡り会う確率は低くなってゆくこの頃ですが、この「PinkMoon」に出会い、音楽の世界はまだまだ奥が深〜いと久々にウキウキしてしまった一枚なのでした。

(by.KAGAYA Shinji)


Nick Drake